あなたのうつパターンはありますか?
うつになってはや数年。その間に体調の良いときもあれば、悪いときもありました。何日か動ける日が続いたかと思うと、次の日には起き上がることすらつらい状態…なんてこともしばしば。そんな日々を送るなかで、自分のうつパターンがわかってきました。自分のうつの癖がわかると、体調の変化を事前に予測できるようになります。もちろん、完全にわかるわけではありませんが、休息をとる目安になったりします。あなたのうつパターンはどんな感じでしょうか
うつパターンとは?
人によって、うつになってしまった原因は様々です。仕事、育児、人間関係などなど。そして日々をなんとか過ごしている状態の方も多いと思います。私自身もそんな一人なのですが、日々のなかで自分のうつの癖が見えてきました。
- この場所に行った後はひどく疲れた
- 体調が悪いときにこの話をすると落ち込みやすい
- 疲れたときはこれをすると体調の回復が早い
私はそれをうつパターンと呼んでいます。うつパターンを意識することで、体調を崩しやすい予定が入っている場合には直後に休息日を設けるなど、体調管理に役立てています。
私のうつパターン
下記は、私が今までに見つけた自分のうつパターンの一部です。
- 暖かい季節は調子の良い日が多いが、寒い季節、特に年末から2月頃まで体調を崩しやすい
- 平日よりも土日の方が体調を崩しやすい
- 外出して街中の人混みに入ることは大丈夫だが、子供の発表会などの人混みはひどく疲れる
- 外出せずに家の中で1日過ごした日の翌日は落ち込みやすい
- 料理をしていて包丁がうまく扱えないときは体調が崩れてきている
- 生活費のことを考えると落ち込むことが多い
- シャワーを浴びているときに過去の失敗がフラッシュバックしがち
- 体調を崩す直前は睡眠時間が増える
- 体調を崩すと周囲の人の言葉を否定的に受け取り、反論しがちになる
- 体調を崩しているときは一人の時間を作ると回復が早い
私のうつパターンを見返すと、季節や曜日などによって調子が左右される周期的なパターン、場所や出来事などによって体調が影響を受ける行動のパターン、そして、体調が悪化してくるとみられる体調悪化のサインが見つかりました。また、体調を崩したときによくみられる状態のパターンもあるようです。
これらのうつパターンを把握する前は、自分の体調や気分の変化に振り回されていました。しかし、うつパターンを意識することによって、ある程度自分の状態をコントロールすることができるようになりました。
周期的なパターンに対しては、事前に用事を済ませるなどして体調が崩れた場合の生活へのダメージを少なくする。行動のパターンについては、その行動をなるべく避けたり、家族に同行を頼む。体調悪化のサインが見えたら、無理はしない。また、体調が悪化した場合に備えて、周囲の人に状態のパターンを伝えておく。
うつになると、それ以前とは違う自分の癖が出てくる気がしています。なぜか体調が悪いときにも、思い返すと原因となった出来事が見つかるかもしれません。それを自分のうつパターンとして意識することで、自分の体調をコントロールする助けになると考えています。
うつパターンの見つけ方
自分のうつパターンを見つけるためには、自分の行動を振り返る必要があります。ですが、日々の体調の変化を覚えておくことはなかなか難しいものです。
そこで、私はカレンダーを使って自分の体調を書き込みました。その日の朝起きた時点、お昼、夜の気分を○(よい) △(まあまあ) ✕(わるい)で簡単に書き留め、数日後に見返して✕(わるい)の前後に何があったかを思い出してみました。すると、体調を崩しがちな場面が段々わかってきます。それをメモしておいて、次に同じことがあった場合には体調がどう変わったか確認し、パターンを見つけていきました。
また、自分では気づきにくいパターンもあったため、家族に何か気づいたことがないか聞いたりもしました。うつになるとどうしても自分の内側に意識が向きやすいため、周囲の人の意見は参考になると実感しました。
あなたのうつパターンはどうですか?
以上、私なりに考えて日々行っているうつパターンについて書き綴ってみました。うつと一口に言っても、人それぞれ直面している状態は様々だと思います。この記事があなたの体調を良くするきっかけになれば幸いです。