うつ的ライフハック

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小1長男「ぼくはね、やさしいにんげんになりたいのさ」

「ぼくはね、やさしいにんげんになりたいのさ」

長男から初めてその言葉を聞いたのは、年中さんの頃だったと思います。特に親から、「人に優しくしなさい」と日々おしえているわけではありませんでした。最初は、誰かから聞いた言葉をマネしているのかな、と思っていたのですが、彼の日常生活や他人への接し方を見ているうちに、本当に優しい人間を目指して行動していることがわかってきました。親バカな感じもしますが、今日は長男の言う、「やさしいにんげん」について考えてみます。 

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長男のやさしいにんげんライフ

長男をみていると、たしかに優しい!そう感じたエピソードをまとめてみます。

  • 年中さんの頃、保育園でトイレ掃除をしていた先生に、「いつもトイレをキレイにしてくれてありがとう!」とお礼を言ったそうです。先生は、「家族にもそんなこと言われないのに!」とびっくりしておられました。また、トイレのスリッパが散らかっているとそろえてから用を足しにいくなど、保育園のお手伝いもよくしていたそうです。
  • 弟が頼み事をしたときにはいつでも協力してあげています。「怖いからトイレについてきて」「遊びに付き合って」「お兄ちゃんのお菓子半分ちょうだい」などなど。結果、弟はお兄ちゃんが大好き。お兄ちゃんが小学校にあがったときには、「お兄ちゃんがいない保育園には行きたくない!」と毎日泣きべそをかいていました。
  • お友達が長男を遊びに誘いに家まで来た際に、「きょうはしゅうまつでつかれがたまっているからあそべないんだ」と断っていました。せっかく遊びに誘ってくれたのに、と私が言うと、長男は「つかれているとひとにやさしくできないときがあるからさ。イライラするかもしれないぼくとあそぶよりはいいとおもったのさ。」と。大人か!
  • 同じ年ごろの子供が何かいけないことをしているときには、柔らかい口調で注意することもしばしば。「どうろであそんじゃいけないよ」「おともだちをたたいたらかなしいよ」。本人いわく、「いわれないとわからないこともあるからさ」だそうです。
  • 小学生になってからの話ですが、毎日給食当番をしていると本人がポロっと言ったことがありました。どういうことか気になっていたため、機会のあったときに担任の先生に聞いてみたところ、その日の給食当番がうまく配膳をこなせていないときに助っ人として手伝いをしているそうです。本人に改めて話をきくと、「ぼく、はやくきゅうしょくをたべたいからさ!」と照れ臭そうに笑っていました。
  • 長男の周りにいる大人がふと疲れた顔をしていると、「〇〇してくれてありがとう!」とよくねぎらってくれます。本人いわく、「おとなでもつかれるときはあるよね!」だそうです。
  • 病院の待合室などで小さい子供がご機嫌斜めなときには、率先してあやしに行っています。「どうしたの?おにいちゃんとおはなししよう?」が彼の誘い文句です。

 

他にもたくさんエピソードはありますが、長くなるので割愛します。何気ないよくある話ではありますが、「やさしいにんげんになりたい」という彼の言葉を聞いていたので、親としては長男が日々それを意識して行動しているのかな?と軽く感じる程度でした。ですが、本当に長男が「やさしいにんげん」を目指していると実感する出来事がありました。弟が癇癪をおこしたときに長男が文句ひとつ言わずに対応をしていたので、ふと「長男はなんでそんなに優しいの?」と聞いたことがあります。そのときに長男はこう言いました。

「ぼくはやさしいにんげんになりたいとおもってる。そうおもっているだけではやさしいにんげんにはなれないからさ、じぶんのできることからやってみてるってわけ。」

この言葉を聞いて、彼は本当に優しい人間になるべく日々を過ごしていることを確信しました。

長男の目指す「やさしいにんげん」とは?

長男をみていると、自分のできる範囲で人に対して温かく接するように心がけているのではないか、と思われます。もちろん、まだ小さい子供なので時には機嫌を損ねることもあります。人の失敗や非を指摘することはありますが、それを責める言葉を聞いたことはありません。どうやら、一つの出来事で他人の人となりを判断するのではなく、「この人にはそういう側面もある。けれど、こういう良いところもあるじゃないか」と考えているようです。どこから「やさしいにんげんになりたい」と思うようになったのかはわかりませんが、彼なりに目指す「やさしいにんげん」のビジョンがあるようです。

親として彼から学ばされることが多くありますが、長男は無理をしていないか心配しているところもあります。彼が今後どのような「やさしいにんげん」に成長していくのか、楽しみながら見守っていきたいです。